二重埋没法

二重埋没法は、二重にしたい位置に糸を掛けて二重の仕組みを作る手術です。
メスで切開を行わない“切らない”二重整形で、糸を瞼の内部に埋没させることから「埋没法」と呼ばれています。
施術時間は約15～20分ほど、ダウンタイムも1～2週間で、負担少なく手軽に二重を作ることができる施術として、初めて二重整形をご検討される方におすすめの施術です

総院長の解説する水の森の二重埋没法

瞼板という軟骨のような組織Ⓐに眼瞼挙筋という筋肉Ⓑが繋がっています。
目を開く時、ⒷがⒶを引き上げて開眼します。
一重はⒶが引っ張られて皮膚が②の方向へ垂れ下がり、黒目の上側が隠れてしまった状態です。
また、皮膚が②に垂れると睫毛も下を向いてしまいます。

二重になる仕組み

二重の方は眼瞼挙筋Ⓑの枝が皮膚の方まで伸びています。目を開く際、Ⓑが瞼板Ⓐを引っ張ると同時に眼瞼挙筋の枝が皮膚を引き込み、上図の様に折り重なります。これが二重です。

眼瞼挙筋はⒸの皮膚を引き上げるため、黒目が大きく見え、パッチリとした印象になります。
二重埋没法では眼瞼挙筋の枝の代わりを糸で造り、二重になる仕組みを作ります

代表的な二重幅の種類

幅が不自然なのは最も多い失敗の一つです。
当院でも他院様の修正を時々行いますが、このようなご相談は年々増えている印象です。

考えられる原因は

• １.シミュレーション不足
• 2.メイクやアイプチでの幅のイメージで行うため

特にメイクした状態を意識して幅を広くしすぎると明らかに整形したような感じや、眠たいような腫れぼったいような目元になってしまいます。もちろん骨角的にに広い幅が似合う方もいらっしゃいますが、ご自身にあった幅が大事です。

当院ではカウンセリングにて、まずは独自の3パターンをご案内しております。
そこから0.5mm単位で調整を重ね希望の幅を決めていきます。

左右差ができた

遺伝やクセなどで元々の幅はどなたでも若干差左右差はあります。
例えば右目はラインがないけど、左側は目頭側だけあり目尻に行くに従い薄くなっている方などもいらっしゃいます。

微細な左右差を調整しながら施術することは可能ですが、まぶたの状態によっては難しい場合もございます。

カウンセリングできちんと懸念点までお伝えできていないと失敗したような心境になってしまいますので、解剖学的にできることできないことを診察でお伝えするのが大事です。

埋没の糸玉が目立つ（糸ポコ）

瞼に糸をかける際、皮膚を巻き込んでしまうと糸がうまく埋没せず、盛り上がってしまいます。
糸ボコと呼ばれるものです。
『埋没法』という名前の通り、しっかり糸を埋没させなければ糸ボコの状態になります。

当院では結び目に皮膚を巻き込まないようにすることでしっかり確実に糸を埋没させております。